映画後半に、老人介護施設で働く知的障害者が登場します。
出演シーンは短いですが、主人公の生き方の選択に重大な役割を果たします。
障害者の親でない人が見たら、どう感じるのか、知りたい気もします。
フォーラム福島で上映中。
又村が勤務する(一社)全国手をつなぐ育成会連合会では、津久井やまゆり園におけるパラリンピック聖火の採火について声明を発表しました。
http://zen-iku.jp/info/release/4196.html
全文は以下のとおりです。
【ここから】
今夏に開催が予定されている東京2020パラリンピックについて、神奈川県相模原市の採火を津久井やまゆり園で行う方向であることが報道されています。
また、これに対して津久井やまゆり園事件に関係する一部の家族と代理人が「「津久井やまゆり園」での採火式中止を求める要請書」を提出したことも報じられています。
本会としては、何よりもまず津久井やまゆり園事件でお亡くなりになった方々のご冥福をお祈り申し上げるとともに、怪我を負わされた方々へのお見舞いを申し上げます。その上で、今回の決定につき相模原市、県が当事者に相談なく聖火の採火地としたことは、当事者に寄り添うという視点に欠けているものと考えます。
オリンピック・パラリンピックの開催にはさまざまな意見がありますし、今回の聖火の採火にもさまざまな意見があると思います。しかし、少なくとも津久井やまゆり園を採火場所にするのであれば、家族や遺族、そして何より入所している本人へ丁寧に説明し、多くの人が賛同できる段取りを踏む必要があると考えます。
相模原市、神奈川県には、丁寧な説明により関係者から理解が得られるよう、努力を強く期待するものです。
一般社団法人 全国手をつなぐ育成会連合会
会長 久保 厚子
上部団体、全国手をつなぐ育成会連合会より新型コロナウイルス感染症に係わる予防接種の合理的配慮について 情報が寄せられております。各市町村の接種の段階で適切な合理的配慮を求める際の根拠となりうる大変貴重な文書となりますので、注意深くご覧下さい。
フォーラム福島で5月14日(金)から公開します!
僕が13才の時に執筆した本「自閉症の僕が跳びはねる理由」(エスコアール、角川文庫、角川つばさ文庫)の本が、海外で映画化されました。
タイトルは、「The Reason I Jump」です。
国連が定めた自閉症啓発デーの4月2日から順次日本でも公開されることが決定しました。日本語のタイトルは「僕が跳びはねる理由」です。
この映画は、世界最大のインディペンデント映画祭としても有名なサンダンス映画祭(第36回/2020年1月開催)ワールド・シネマ・ドキュメンタリーコンペティション部門において観客賞はじめ、数々の国際映画祭で賞を受賞しています。
僕は原作者として、とても光栄に思っています。
プロデューサーであるジェレミー・ディアさん、スティーヴィーリーさん、
監督のジェリー・ロスウェルさん、原作翻訳者デイヴィッド・ミッチェルさん、ケイコ・ヨシダさん始め、映画化にたずさわってくださった方々にお礼の気持ちを伝えたいです。
「自閉症の僕が跳びはねる理由」は世界30ヵ国以上で発売され、アメリカやイギリスでもアマゾン売り上げ1位を獲得、世界的ベストセラーになりました。
日本ではNHKでも特集が組まれ、大きな反響を得ています。
「自閉症の僕が跳びはねる理由」は、僕が自分の気持ちを伝えられなかった頃、何とかしてこの思いをみんなにわかってもらいたいという願いを込めて書いた本です。
僕が幼かった頃、世界は混沌としていました。
誰もが自分とは違う種類の人間に思え、疲れ果てていたのです。できない自分を責めることは簡単ですが、それだけでは生きる希望を失ってしまいます。
僕は小学校6年生に進級するとき、特別支援学校に転校しました。それまで通っていた学校では自閉症という障害を抱えている生徒は僕だけだったので、特別支援学校にこれほど多くの障害児がいることに驚きました。
自分の姿は自分では見えません。自分と同じような言動をしている自閉症の生徒を見て、初めて自閉症という障害がどのようなものであるのか、僕は客観的に知ることができたと思います。そして、自閉症という障害と向き合えるようになりました。
成長するにつれて周りの人たちのこともだんだんと見えてきました。やがて僕は自閉症だから苦しいのではなく、自分を不幸だと思っている僕の心が自分自身を苦しめていることに気づいたのです。
人は与えられた運命や環境の中で、精一杯生きなければなりません。障害があってもなくても、努力し続けなければいけないし、努力の結果幸せになれることがわかったことで、僕は前向きな気持ちになれたのだと思います。
ありのままの僕を受け入れてくれた家族や周囲の人々のおかげです。
この映画がたくさんの方々にご覧いただけることを願っています。
文章と映像では、全く違う印象を持たれるかもしれません。文章には文章でしか表現できない世界観があるのと同様に、映像にも映像でしか表現できない世界観があると思っています。
映画の中には、さまざまな国で暮らしている自閉症という障害を抱えた子供たちやその家族が登場します。みんな自分の居場所を探して必死に生きています。
悲しいことがあっても、いずれ幸せになれると信じて毎日を生き抜いていく。それは簡単なように見えて大変なことです。
自閉症であることで差別や区別をされない。近い将来、そういう社会になることを僕は信じています。
映画「僕が跳びはねる理由」ぜひご覧になってください。
※参考
□2014年「君が僕の息子について教えてくれたこと」
DVD化されています(販売元:NHKエンタープライズ)
平成26年度文化庁芸術祭 テレビ・ドキュメンタリー部門 大賞受賞
2015年イタリア賞シグニス特別賞受賞作品
編集後記より北川 聡子さん、新しい挑戦は、誰でも不安や緊張がともないます。周りの温かい支えと大丈夫だった経験が心の成長につながります。とありました。
親としても子供も先生も職員さんも、みなさん、それぞれにあると思います。
今月号は
応援します。
一人ひとりのスタート
今月の問題 雇用・労働と教育、障害福祉の連携強化を期待する
年度途中からの購読も受け付けております🎶
その際、年度はじめからのバックナンバーもお送りいたします🎵
4月2日は国連が定めた世界自閉症啓発デーです。
今年はコロナ禍のためイベントの規模は縮小されていますが、動画配信、作品展などが開催されます。
実行委員会の公式サイトをチェックしてみてください。
東京タワーのライトアップも行われます。
ちょっと遠くて見えないかな・・・^^
校名変わりました。
二~三年前に保護者(アンケート)で調査したと思います。
候補に名産の ももやはな、などがありましたが、3月の福島市議会で可決され、本年度4月1日「福島市立ふくしま支援学校」と変更になったそうです。